第3回 PDEAパワーデバイスセミナー
SiCパワーデバイスが挑むアプリ展開
- 日時
- 2013年06月14日 13:00~17:15 (17:20~18:30 懇親会)
- 会場
-
TKP天神シティセンター〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2-14-8 福岡天神センタービル8F
- 主催
- (一社)パワーデバイス・イネーブリング協会 (PDEA)
- 協賛
- (株)アドバンテスト
- 後援
- 九州経済調査協会、九州半導体・エレクトロニクスイノベーション協議会 (SIIQ)
- 特別協力
- 株式会社産業タイムズ社
- 問い合わせ先 /
事務局 - パワーデバイス・イネーブリング協会
株式会社アドバンテスト内 TEL:03-3214-7552 - 対象者
- パワーデバイスの設計、製造、評価・試験に関わる関係者様
- 参加費
- 会員(1,000円/1名)、非会員(5,000円/1名)
※いずれも資料代、懇親会費として。消費税込。
参加費は事前のお振込み、もしくはセミナー当日、現金でのお支払いでも構いません。 - 注意事項
- プログラムは変更になる場合があります。最新情報をホームページでご確認いただきますようお願い致します。
万一、申込者多数の場合には、お申し込みをお断りさせて頂く場合がございます。ご了承の上、お申し込みください。会場内での撮影・録音は、当協会から許可された方を除き、固くお断りいたします。発見した場合には、メディアの処分等の然るべき措置を取らせていただきますので、ご了承いただけますようお願い致します。
企画趣旨
SiCパワーデバイスのデバイス完成度が上がってきました。高耐熱パッケージのデバイス周辺開発も着々と進んでおり、実用化に向けての動きがより一層加速 されてきました。しかしながら、その一方で、新材料SiCパワーに関わる標準化や規格化の作業は大きく立ち遅れているのが実情です。
そこで、パワーデバイス・イネーブリング協会では、SiCパワーデバイスのアプリ展開と標準・規格化を焦点に「SiCパワーデバイスが挑むアプリ展開」を 企画しました。電力・エネルギー分野、車載用途、電鉄産業も含め、それぞれのユーザーが求めるSiCデバイスへのニーズを探っていきます。さらには、標準 化や規格化の課題もパネルディスカッションで検討を行います。ぜひ、同セミナーにご参加いただき、貴社の事業戦略構築のための要素情報としてお役立てくだ さい。
そこで、パワーデバイス・イネーブリング協会では、SiCパワーデバイスのアプリ展開と標準・規格化を焦点に「SiCパワーデバイスが挑むアプリ展開」を 企画しました。電力・エネルギー分野、車載用途、電鉄産業も含め、それぞれのユーザーが求めるSiCデバイスへのニーズを探っていきます。さらには、標準 化や規格化の課題もパネルディスカッションで検討を行います。ぜひ、同セミナーにご参加いただき、貴社の事業戦略構築のための要素情報としてお役立てくだ さい。
セミナープログラム
※ 講演者・講演タイトルは都合により変更する場合があります。ご了承下さい。
-
主催者挨拶12:55 ~ 13:00
-
一般社団法人 パワーデバイス・イネーブリング協会 事務局長 荒川 則雄
-
【講演】 国策として推進する国際標準化作業の進捗状況 ~「官民合同協議会」で世界に挑む~13:00 ~ 13:30
-
講師経済産業省 産業技術環境局 基準認証ユニット 情報電気標準化推進室長 辻本 崇紀
概要
産業競争力強化に向けた標準化政策について説明します。
-
【講演】 パワーデバイスがもたらす電力変換装置の進化と課題13:30 ~ 14:15
-
講師(株)安川電機 技術開発本部 開発研究所 エネルギー変換技術グループ
パワーエレクトロニクスチームリーダ 原 英則
概要
パワーデバイスの進化に伴い,モータドライブを代表とする電力変換装置はこの数十年で大きな進歩を遂げてきました。その原動力はシリコンを主材料とするパワーデバイスでしたが,その特性限界(シリコンリミット)のため,更なる高性能化が困難になりつつあります。
そこでシリコンより性能が優れる次世代パワーデバイスが注目されていますが,生産上また使用上の技術的課題のため,未だ量産製品レベルでの電力変換装置適用は成されていません。
本講演では,まず次世代パワーデバイスが電力変換装置にもたらすメリットとデメリットを紹介します。次に課題解決のためパワーデバイスに要求される特性を説明します。
そこでシリコンより性能が優れる次世代パワーデバイスが注目されていますが,生産上また使用上の技術的課題のため,未だ量産製品レベルでの電力変換装置適用は成されていません。
本講演では,まず次世代パワーデバイスが電力変換装置にもたらすメリットとデメリットを紹介します。次に課題解決のためパワーデバイスに要求される特性を説明します。
ブレイク (14:15 ~ 14:30)
-
【講演】 大電流パワーモジュールの実装技術14:30 ~ 15:15
-
講師カルソニックカンセイ(株) 電子事業本部 電子実装実験グループ エキスパートエンジニア 冨永 保
概要
パワーエレクトロニクス (PE) には現在、マイクロエレクトロニクス (ME) の牧本ウエーブに相当する汎用化・量的拡大施策が必要である。YJCはME実装ロードマップにある、More MooreとMore than MooreのアナロジーでEVパワーモジュール開発の方向性を検討した。
PE高密度実装ではパワーデバイスの 高電流密度化が進み、必然的にTj上昇とそれに伴う熱ストレス増大が避けられな い。対応するにはダウンサイジングが必要であるが、その実装例としてKAMOMEプ ロジェクト (YJC) の実装構造を紹介する。課題は高Tj化と信頼性の両立で ある。
PE高密度実装ではパワーデバイスの 高電流密度化が進み、必然的にTj上昇とそれに伴う熱ストレス増大が避けられな い。対応するにはダウンサイジングが必要であるが、その実装例としてKAMOMEプ ロジェクト (YJC) の実装構造を紹介する。課題は高Tj化と信頼性の両立で ある。
-
【講演】 SiCパワーモジュールの鉄道応用15:15 ~ 16:00
-
講師三菱電機(株) 伊丹製作所 車両システム部 パワエレシステム設計第三課
課長 田中 毅
概要
鉄道車両用の推進制御装置(VVVFインバータ)にSiCパワーモジュールを適用し、インバータの発生損失を低減。加えて、推進モータと空気ブレーキの発 生損失を抑制するとともに電車の減速時に発生する回生電力を大幅に向上させた。これにより、モータとインバータを含めた推進システム全体で、電力消費量を 約30%低減。また、この技術の応用により、補助電源装置においても高効率かつ小型・軽量・低損失を実現した。
-
パワーデバイス・イネーブリング協会の紹介16:00 ~ 16:15
-
講師一般社団法人 パワーデバイス・イネーブリング協会 会長 宮田 博司
(トヨタテクニカルディベロップメント(株) 取締役副社長)
-
【パネルディスカッション】 「SiCパワーデバイスにおける国際標準化・規格化の課題を探る」16:15 ~ 17:15
概要
モデレータ 産業技術総合研究所 イノベーション推進本部 国際標準推進部
部長 松田 宏雄
部長 松田 宏雄
-
懇親会17:20 ~ 18:30
概要
お飲み物と軽食をご用意しております。ご歓談をお楽しみください。